納棺夫日記 / 青木新門

文春文庫
 「おくりびと」を読み、そして映画を観ました
何度も涙を流しながら・・・
そして
その映画の元となった生の記(しるし)が
この本です。
下記の本は映画の脚本のような感じですが
こちらは更に一歩踏み入った
ベールを剥いだような、生の記録。
このコーナーの何段か下の見出しに
宮沢賢治の「永訣の朝」を紹介したが
そんな鉛色の空
墨絵のような世界の中での
純白のみぞれのようなイメージがあります
死後の葬式や法要にスタンスを移し
目的を失った既存の宗教、仏教、僧侶に対しても
強いメッセージを投げかけています
必読。

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